思考するガム

ミステリ、漫画、時々映画の感想ブログです。自分の好きなものを中心に扱います。

百合要素のあるミステリー作品5選

当ブログを見てくださっている方の8割は百合スキーでしょう。私は何でも知っているのですよ。

今日は百合要素のあるミステリー作品を紹介したいと思います。

 

 

 

 

探偵の探偵

探偵の探偵 (講談社文庫)

探偵の探偵 (講談社文庫)

 

いきなり百合じゃないじゃないか!と読了済みの方に怒られそうですがまずはコレ

漫画化ドラマ化されている人気作です(ちなみに自分は原作小説しか読んでいません)。

 

妹を殺された主人公が死の要因を作った悪徳探偵を成敗すべく、アンチ探偵として活躍するシリーズです。

主人公は探偵社に勤めてはいるものの、同僚から煙たがられています。この作品では、すべての探偵をグレーな存在として描いているのが特徴的です。彼ら探偵は、見る人間によって黒にも白にも映ります。主人公がいつ自分達に牙を剥いてくるかわかったものではありません。ですから同僚は彼女と距離を置きたがるのでしょうね。

 

一匹狼を貫き通していた主人公ですが、ひょんなことから新入社員の女の子と同棲することになるのです。しかもその子は死んだ妹の面影があります。

最初はぎこちない関係を続けていきますが、様々な事件を乗り越えていくことで2人の絆は強まります。ここだけ取り出してみると、姉妹小説のようで素晴らしいですね(ふふふ)。この2人の関係性の変化が作劇としての盛り上がりと重なり最高にエモいのです。

 

疑似的な姉妹百合が好みの方は読んでみてはいかがでしょうか。クールな女探偵が新入社員ちゃんにデレるシーンは総じて最高ですよ。

 

 

 

マリア様がみてる

マリア様がみてる1 (集英社コバルト文庫)

マリア様がみてる1 (集英社コバルト文庫)

 
マリア様がみてる Complete Blu-ray BOX (初回限定生産)

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ミステリじゃねえだろ!と読了済みの方に怒られてしまいそうですが次はこちら。お嬢様学校を舞台にしたライトノベル不朽の名作です。

 

読み返すと謎で引っ張る展開が多いことに気付かされます。ミステリということで良いのではないでしょうか。いいでしょう。いいなのだ。

とにかく読んでくださいとしか言えません。最高の世界が待っていますよ。

ちなみに作中の文学少女島津由乃さんは、ミステリ好きです。担当声優である池澤春菜さんも相当な読書家だとか。その知識量を買われ、ミステリでお馴染みの創元文庫さんの作品お披露目会で何年も司会進行をやられています。このことからも『マリみて=ミステリ』と言えるのではないでしょうか? …ならないか。

いや、本当に素晴らしいので、アニメ・実写・原作、すべてオススメですよ。百合好きなら必読でしょう。

 

 

FLOWERS 

FLOWERS 四季 - PS4

FLOWERS 四季 - PS4

 

もともとPCで1年に1作ずつリリースして完成したものを1本にまとめた百合ミステリゲームです。

ミステリとはいえ人が死ぬような話はありません。日常の謎をメインにしています。謎解きを通して少女達の心の交流を描いていくのです。

春編・夏編・秋編・冬編の四作が収録されています。その中でも完成度がずば抜けてるのが夏編です。百合としても恋愛ものとしてもミステリーとしても堪能できました。夏編の最初のエピソード「ウサギ失踪事件」は、短編として発表されていれば、その年の年間ベストに入っていたのではないかと思えるほどの良作です。オススメでしょう。

 

ココロファインダ

ココロ・ファインダ (光文社文庫)

ココロ・ファインダ (光文社文庫)

 

カメラを通して少女達の繊細な心の変化を描く良質な青春ミステリーです。最初の数話はやや物足りなく感じられるかもしれません。しかしラスト2編はどちらも傑作です。 ミステリとしての仕掛けは凝ったものではありません。だからこそ破壊力があります。デビュー当時から相沢先生のことは応援しています。ぜひともまた良質な百合ミステリーを書いてほしいものです。

 

(上記で百合と書いていますが正直なことを言えば「ガールズフレンドもの」というカテゴリーに近いかもしれません。そういうのが好きな人にはオススメです)

 

友達以上探偵未満

友達以上探偵未満

友達以上探偵未満

 

傑作。

僕達の麻耶先生がついにやってくれましたよ!本格スキー&百合スキーが待ち望んだ、百合本格ミステリーです!

麻耶先生と言えば万人受けしないマニアックな作風で知られています。ブラックなテイストと本格への歪んだ愛を抱きしめ、ミステリ界隈で暴れ続けている人です。ミステリの賞を何度も獲っているので、決して奇をてらっているだけの作家ではないことは留意しておかねばならないでしょう。

 

最初の二本はガチガチのフーダニットもの。登場人物が多く、なかなか推理するのは大変なのですが、それぞれ面白い発想が取り入れられていて新鮮味があります。(一話目の構図はあまりの複雑さに頭がついていなかった…再読して把握したけど)

 

百合スキーにとって問題となるのは3話目です。主人公である探偵2人の関係が明らかにされます。

ここで明かされた2人の関係性を把握したうえで、物語性の薄かった最初の短編2つを読み返すとニヤニヤ笑いが止まらなくなります。絶品ですよ。

ここで扱われているのは麻耶作品定番のあるテーマなのですが、そこに百合要素が加わることにより、僕ら百合スキーには堪らないものに仕上がっています。

淫靡でちょっとだけ歪みのある百合が好きだという方にはオススメです。

 

まとめ

百合好きとしては百合ミステリが出続ける限り買っていきたいですね。布教せねば、と思います。