思考するガム

ミステリ、漫画、時々映画の感想ブログです。自分の好きなものを中心に扱います。

『わたモテ』の魅力について考える/それでも変わらないもの

今回の記事では、『わたモテ』が初期から貫き通している要素について考えたいと思います。
表面的には何から何まで初期とは変わっているように見える本作ですが、実は変わっていないものもあるのです。

 

 

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sikougamu.hatenablog.com

前回のわたモテ論 

 

通底するテーマ


わたモテは「痛々しさ、悲しみを笑いで乗り越えようとする話」で一貫しています。(これは僕の好きな作品に共通している要素ですね、最近気づきました)
初期から中期までのわたモテでは、もこっちが失敗して恥をかくという展開が毎回繰り返されていました。
不登校になってもおかしくないレベルのやらかしが多いです。
しかし、もこっちは懲りずに脳内でくだらない冗談を垂れ流します。

 

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Anotherもこっち

現実逃避と言えばそうですが、もこっちは「笑えない現実」を「笑い」に昇華しようとしているのです。でなければ、あまりにも辛すぎるから。
「人間の最も偉大な発明はユーモアである」という格言があります。もこっちはユーモアを武器に現実と戦っているわけです。


現在のもこっちも、ユーモアを忘れていません。

 

 

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友達が暗い顔をしていたら、くらだないことを言う。
今まではユーモアを自分のために使っていたもこっちですが、現在は人のためにユーモアを駆使することもできるのです。
表面的には笑える場面ですが、初期から読んでいる我々読者は、いろいろな意味でグッとくるのです。

わたモテ屈指の神回で、もこっちの成長はかなりのところまでいきます。もちろん、まだ成長の余地は残されているのですが。
次回は、その「屈指の神回」での成長とその後の展開について考えていきたいと思います。

 

 

 

sikougamu.hatenablog.com

 続きです。

 

 

 

Another(上) (角川文庫)

Another(上) (角川文庫)

 

面白いです。アニメ版もオススメ。

近いうちに続編を出すそうです。

 

 

十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

 

 Anotherの作者、綾辻行人先生の処女作。新本格ミステリ記念碑的作品。

 

 

クズとメガネと文学少女(偽)(1) (星海社COMICS)

クズとメガネと文学少女(偽)(1) (星海社COMICS)

 

 ニコ先生の作品。

綾辻行人先生が推薦コメントを出してます。後さりげなく表紙に『十角館の殺人』が!